ゆらゆらゆれる、ふらふらふれる。

仕事なんかやめてちょっとのんびりして、素直に自分と向き合ってみたいと思ってた。
バカ話の途中に挟み込んで「mymery子は、じゅうぶんがんばってきたよ！」と言ってくれた友人Sちゃんの優しい励ましが沁みる。
「安定」とは程遠い「自由」っぽい生き方をしているくせに、依拠できる環境がなければ飛べやしない臆病な私。いや、そんな矛盾をはらんだ生き方をすること自体が自由（っぽく見える所以）なのかもしれない、ぐるぐる。ともあれ、「安心できる素敵な伴侶」という自由への切符を手にしたんだから、臆病な私でも、飛べる気がする。てか、飛ばせろ！（自力で他力本願。）

自分の飽きっぽさにほとほと飽き飽きするけど、まあそういう自分なんだからしょうがない。いいんだよそのままで、そのままの自分をそのまますっぽり受け入れるよ私は。最近は心を入れ替えて、自分にはとことん甘くしようと心がけている。無駄に高らかに宣言！



それなのに、今日。
「すみません！」
ショッピングモールで、ふいに、若い男子に声をかけられた。
キャッチか何かだろうとスルーしようという考えも頭をかすめたけど、こちらに向けられたなんともストレートな声に、つい振り向かされた。

「ああっ・・・！」
思わず感嘆の声が漏れてしまった。仕事で担当してた子だった。友達と一緒に買い物に来ていたのに、私を見かけてその輪から外れて追いかけ、声をかけてくれた。私との出会いは、きっと辛い思い出だったに違いないのに。
何を話すでもなく、ただ、「ありがとうございました。」と繰り返す君。
「こちらこそありがとう。声かけてくれて、本当に嬉しかった。」
ちゃんとやれてるんだね、顔を見ただけで、それが分かる。
「もう、心配かけないでね。」
冗談ぽく、君の肩をぽんぽんとたたいたら、君は照れたような嬉しそうな表情で、「もう大丈夫です。」って言った。そして、けじめをつけるみたいにもう一度「ありがとうございました。」ってきちんと頭を下げて、友達に輪に戻った。

あーもう、なんだよもう、胸がきゅんとするではないか。あんなに刺すような目つきだったのに、なんていい表情になってるんだよ。鳥肌立っちゃったよ。泣きそうだよ。
せっかく、仕事なんてやめてちょっとぶらぶらしようと思ってたのに。気づかされちゃった。仕事から教えてもらえること、たくさんあるみたい。


構えず、こうやってゆらゆら、ふらふらして、自然に、導かれるように、進んでいこう。
だって、必要なことは起こるようになってるんだから。あのタイミングで、私が君に会ったように。

コメント 2

いやあ、素敵な話をありがとう。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないね。

自我の欲求（自己実現の欲求？）って、親和の欲求が満たされた上でのものなんだから、mymery子ちゃん（という呼び方で、ご友人がどなたかわかった気がする・・・笑）はちっとも臆病じゃないと思うのだよ。
むしろ、私の友人連中においては、最も自由且つ大胆で、引きの強いミラクルさんだと思っているし！
何なんだ、この認識の違いは（笑）。
別に、どちらが正しくてどちらが間違っているというものではないんだけど、会って話すたびにあらわになる乖離っぷりに拍手喝采！？

私も自分の飽きっぽさがホトホト嫌になるー。
by junita (2012-10-16 08:58) 

junitaちゃん！

ご友人について、ファイナルアンサー？正解！（溜め、ナシ。）
私、自分は弱虫で怖がりの小鹿みたいな性格してると思ってるんだけど、まったくそういう評価をもらえてないこともまた自認してる！この乖離っぷりを再確認しに（「埋める」のは諦めた☆）、junita先生に会いに行かなくちゃ。

てかjunitaこそ飽きっぽいイメージ皆無でっせ。「継続は力なり」タイプに見えるよ？
私は、何かとつまみ食いが好きだからさ！好奇心と言えば聞こえは良いが、専門性ってなんですか状態というこの体たらく。ま、しょうがないよね～。えーい、これも諦めた～☆
by mymery (2012-10-17 00:53)